平沢中学校学校視察に来校

                   挨拶の要旨
 皆様,こんにちは
本校を視察校に選んで頂き誠に有り難うございます。校長の中原 昭です。どうぞ宜しくお願い致します。
 本校は,平成8年度に男女共学し11年が過ぎました。地域のご理解とご協力もあり,全校生徒数767名,男女の割合も6対4となり,以前の女子校のイメージとは全く変わりました。進学実績も,平成17年・18年2年連続,国公立大学2桁合格の実績を上げるまでになりました。就職にしましても希望者69名全員が仕事に就いて元気に働いていることと思います。
 今年度から,全クラス特進化とし,「県北一の進学校」をスローガンにし,学校改革に着手したところです。
 3つの柱を立てました。
■ 難関大学を目指した進学向上
■ 面倒みのよい学校(基礎学力)
■ いじめ,暴力,非行のない学校(安全安心)

 この事を教育の重点目標として取り組んでいます。
 校長としての決意ですが,今後3年間で、H校の進学実績を超えたい。6年間で、県内8本の指に入る進学実績、スポーツ成績を兼ね備えた「文武両道」のブランド校を確立したい。これが私に課された使命と自覚しています。具体的に言えば,東大と甲子園です。

 校長に就任し、心がけの一つとして「前年度踏襲は後退、挑戦こそが前進である」しかし、「言うは易し、行うは難し」で、この精神を実行するのは、なかなかに大変ですが、私はあえて宣言することで自分を追い込み、後にひけない状況に置くことにしています。先ほど述べました東大と甲子園です。
 今年度から全校特進化とし、シラバス(学習計画)作成、日課表の改訂(朝学習・7時間目課外)、プレミアム課外(予備校講師)を導入しました。また、安全安心な学校づくりとして『何でも相談室』を設置すると共に良好な人間関係を築くためのものとしてアサーション(「アサーション」とは・・・自分と相手,お互いを大切にしながら,それでも自分の意見,考え,気持ちを正直に,素直に,その場にふさわしく表現すること。いじめ問題を解決する際のキーワードの一つ)を導入。自ら考えて行動する力を身に付けるプロクラムとして「目標管理シート」の活用で継続的に学習する能力の育成など積極的に取り入れています。
 学校全体が活性化する新しい取り組みも,何よりも教職員の力です。生徒の目線に立ち,情熱をもって,生徒に対応し生徒の目標達成した笑顔を忘れない,そんな教師の集まりです。
全校特進化は,単に進学実績だけを目指すのでなく,生徒の心身ともに逞しいバランスのとれた人間に成長することを願ってのことです。
 また,本校には,通信制課程もあります。この春卒業した生徒を例にします。この生徒は,1年生は通信制で学習(不登校で毎日通学する自信がなかった)2年生の時,転入学試験を受け合格し,全日制で2年間学びこの春,中央大学に進み,両親,本人ともにお礼に校長室まできて頂きました。卒業生が満足していく姿を見て,目頭が熱くなりました
 本日の視察を通し,少しでも本校のことを理解して頂ければ幸いです。そして,お子様に合った学校選びをしていただけたらと願っています。簡単ですが,挨拶とさせて頂きます。どうぞ宜しくお願いします。

     特進推進部長 矢野先生(下の写真)