平木典子先生「アサーションの講演・研修」実施

           アサーショントレーニング講演会

 『アサーションとは・・・自分と相手,お互いを大切にしながら,それでも自分の意見,考え気持ちを正直に素直にその場にふさわしく表現すること。』

 実施日 5月8日(火)13:20〜14:20
 対象  全校生徒
 講師 平木 典子先生(IPI総合的心理療法研究所所長:東京福祉大学大学院教授)

      生徒指導部 平成19年度特進化に向けた活動方針

 高校生は誰しも,大人の想像を越えるような創造性とパワーを持っています。しかし,それは与えられたことだけをしている生徒には発揮することができず,自らの発想と力で目標に向かって邁進し,努力する生徒,つまり自立型人間にのみ発揮することができるのでます。時には怠けたり,誘惑に負けそうになるであるでしょう。このとき必要なのは自分を律する気持ちを持っていること,つまり自律型人間であることです。一人でも多く明秀生が「自立(律)型人間」になることは,彼らの素晴らしい人生が無限大に広がることを意味し,多くの卒業生が活躍してくれることを意味します。目標に向かって邁進する生徒はいじめ・問題行動・服装・頭髪の乱れは少ないと思われるし,道徳心も身についていく。我々教員の仕事は彼らの心に火をつけ,創造性とパワーを発揮させることです。その有効手段として以下のように指導理念,テーマ,活動指針を掲げました。

 指導理念:自立(律)型人間への育成
 平成19年度テーマ:「できることは確実にやる」 活動指針
    @全校目標設定
    Aいじめのない環境づくり
    B問題行動の未然防止
    C服装・頭髪指導の徹底(指導方法の確立)

@ 全校目標設定
 明確な目標のある生徒,ない生徒の行動の違いは歴然です。「何のために学校に来ているのか」「何のために生きているのか」を明確にします。学年の初めに,生徒・教職員全員が必ず今年度達成する(“達成したい”ではない強い意志)目標を掲げます。目標設定用紙(行動計画表)は,LHRを使って生徒とチャッチボールをして,生徒一人一人が明確な目標を定める援助をします。

A いじめのない環境づくり
      いじめのないHRをめざして(予防・早期発見)

 今日は,「アサーション・トレーニング」についての全校集会を開き,平木先生からアサーションについて学習しました。
「アサーション」とは・・・自分と相手,お互いを大切にしながら,それでも自分の意見,考え,気持ちを正直に,素直に,その場にふさわしく表現すること。
 いじめ問題を解決する際のキーワードの一つとされているが,先生は,家庭,会社,あらゆる場で,このアサーションを理解し身につけると心地よい人間関係が築けるし,大きく捉えると地球上から戦争などの争いごとが少なくなる。・・・・・・・
 アサーションは奥の深いのものなので,1回の講習を受けただけで理解でいません。これからの取り組みを継続することが大切と思います。

  大事なのはここからです。生徒に概念がわかった上で,担任が1年間かけて指導して下さい。いじめにかかわらず,クラス経営にも役立てていただきたい。

その趣旨で教員は15時から 『研修会』を実施しました。
 
  平木先生の人権を大切にし,平和活動や住みよい社会環境に寄与するエネルギーが伝わりました。 明秀学園日立高校もアサーションが一人でも多くの方に理解していただき,定着するよう心がけていきます。