3学期終業式 挨拶
      
           平成18年度3学期終業式 挨拶    平成19年3月22日

 この1年間, 明秀学園の生徒として,誇りを持ち,1年生は1年生として,2年生は2年生としての役割をよくわきまえて行動してくれました。
 今朝,車から降りましたら,後ろから「おはようございます」と爽やかな挨拶を男子生徒からされ,今日1日,元気を頂きました。ありがとう。
 「挨拶」と「聞く態度」は,来校者からお褒めの言葉を何回となく聞いています。生徒諸君一人一人が褒められることは私にとっての誇りであり,自慢するところです。
 過日,2月27日の表彰式でそれぞれの分野で活躍された生徒に賞状を渡すのに多くの時間を要しました。卒業生ばかりでなく,在校生も居ましたね。 校 長 賞には,陸上競技部,鈴木さん,塙さん。日立市体育協会スポーツ賞 鈴木喬平君,書道展で奨励賞藤村君,読書感想文,多読賞 など大変立派な成果を納めました。益々の精進をして下さい。

 今日,嬉しいニュースがありました。昨日の国公立の中期・後期の発表で2桁合格数になりました。2年連続です。本人及び指導した先生方の努力に敬意を表します。

 さて,平成19年度から県北一の進学校を目指すことに全校あげて取り組むことは,承知していると思います。「魁より始めよ」の言葉があります。先生方には,生徒一人一人の適性にあわせ,授業,生活指導,特別活動,部活動等でより高みの指導と以前に増して熱の入った教育をして頂くことをお願いしています。
具体的には,早朝学習や7時間目課外,希望者には予備校特別課外実施も1年生だけでなく,君達にも実施する方向で各学年検討しています。
このことは,明秀学園に在籍している生徒は「百練の人たるべし」と教育の本旨にあることを実行していくことであります。

 県北一の進学校を目指すのは,あくまでも文武両道を掲げ,勉学とスポーツの二頭を追って,二頭を得ることは今までと変わりません。生徒一人一人が明秀の教育を受けることを誇りに感じ,君達一人一人にあった「オンリーワン」の教育をします。

 それには,諸君自身の気構えが大きく影響します。
進級する大切な節目にあたり,1年前の自分と今の自分と比べて頂きたい。自分のどこがどれだけ成長しているか。又は変わっていないか。後退していないか。それを基にして,改めて自分の目指す姿を考えてみて下さい。今やるべきことは誰にもたくさんあるはずです。そのやるべきことに本気になって取り組む。人が何かに本気で取り組む度合いに比例して,そこから必ず素晴らしい自分の能力が見つかるはずです。
 そのためにも今日,この場から自分に,「すき」・「ゆるみ」・「たるみ」を作らないことです。
だらしない恰好,姿勢,言葉などは絶対にしない。また,自分の言葉とか行動が,周りにどのような影響をもたらすのか,それを正しく考えることができる人にもなって頂きたい。

 4月7日には,夢や期待や多少の不安を抱いて後輩達が入学してきます。その夢や期待を先輩となる諸君が応援団を勝手出て下さい。新入生が憧れ,尊敬の念を抱くような,生徒諸君が夢と希望を持って,明るき,爽やかに,さらに真っ直ぐに伸びた竹のように「凛」とした姿を示して頂きたい。始業式,期待しています。   終わり。