2学期始業式の挨拶
二学期始業式 お話

  今日の始業式にあたり、生徒全員が、元気で二学期を迎えられたことが、いちばん嬉しいことです。始まる前は、長いと思われた夏季休業日も終わってみれば、あっという間の出来事であったように感じている人が多いのではないのでしょうか。過ぎ去った夏休みを振り返って、何が一番印象に残りましたか? 718人いれば718通りの異なる思い出があって当然であると思います。大切にしてください。
 さて,始業式前日の事ですが,正門前の夏草を刈っている用務員さんを見かけました。午後2時炎天下のさなか黙々と作業していました。明日始業する生徒が気持ちよく正門をくぐることを願ってのことと思います。心打たれました。玄関には,生け花がありました。生徒の無事を願いつつ,生けたことと思います。また,パン販売の人が2学期から替わります。2人の青年がパン販売所の清掃をしていました。「清潔感を大切に安全な食材を提供する」とのことでした。
 このような行為の気遣いに対し「感じとれる心」と「感謝する気持ち」をもてる人になって欲しいと願っています。
  さて,夏休みの期間,特に3年生諸君は、自分の進路に向かって、進学希望者も就職希望者も、夏休み返上で課外に、校内推薦の面接によく頑張りました。
「努力の積み重ねは人を育てる」といわれますが、皆さんの努力は必ず良い結果として報われるはずです。期待します。
  運動部は、各部とも大変暑い中で強化合宿が行われましたが、その成果は秋の試合で証明されると信じています。楽しみです。インターハイに出場した2つの部は、明秀日立の代表,茨城県の代表として、悔いのない立派な試合をしてきました。ご苦労様でした。大会に参加することによって、各選手諸君は教室では学べない大切なことを体験し、また一歩大きく成長したことと推察します。今後の人生に役立てて下さい。
  8月10日・11日に学校説明会があり,中学生,保護者対象の学校説明会を行ない,760名も参加して頂きました。その補助員として協力してくれた生徒の皆さんご苦労様でした。
 暑い夏も過ぎ,立秋を迎え「天高く馬肥ゆるの秋」空の色も高く澄んできました。秋は「灯火親しむ候」でもあります。時には,じっくり読書をして,自分の心を深めて欲しいと思います。昔の人は,読書は声を出して読み,大切な所は筆をとって写し,座右において,自分を磨き,励ましたのであります。どうぞ皆さんも読書の習慣をつけて下さい。
 2学期の生活のあり方として諸君に次の言葉を贈ります。

    心が変われば  態度が変わる
    態度が変われば 行動が変わる
    行動が変われば 習慣が変わる
    習慣が変われば 人格が変わる
    人格が変われば 運命が変わる
    運命が変われば 人生が変わる